歳旦祭(1月1日)

大晦日、一年の罪・穢れを祓う「大祓」が行われ、新しい年を迎える。
年も改まった元日午前0時。多くの氏子・崇敬者が、篝火の焚かれた参道に長い列をつくり氏神様の御加護をお祈りする。
そして、日本一早い初日の出を迎える。
例祭

祈念祭【流鏑祭】(1月15日)
神庭に斎場を設け、弓矢で的を射るとともに、元朝の「筒粥の神事」とあわせて一年の吉凶を卜占する。
神事祭【潮祭】(10月15日)
農家は新穀で赤飯・甘酒を作り氏神に供えて神恩に感謝し、浜方は海上安全・大漁満足を祈る。
神庭では甘酒がふるまわれる。
節分祭(2月3日)

日の暮れた夕刻に、神庭では「お焚き上げ」と称し、古神札 ・〆縄・門松が焼かれ、この火にあたると無病息災である。
神前には斎弓を供え、「鳴弦」をもって四方を祓い、年男が福豆とともに氏子商家から奉納された品々をまく。
老若男女がこれを拾い、夜半まで賑わう。
例大祭【神楽祭】(5月5日)

神社本庁より幣帛供進使が参向し、磐楠雅楽会による雅楽が奏でられ、舞姫による磐楠の舞・浦安の舞が奉納され、荘重な祭典を執行している。
午後、神楽殿において、千葉県指定無形文化財第一号の「水神社永代大御神楽」が奉納される。水神社の氏子は800年ほど前に海蝕にあい、当地から移住した人々の子孫で、以来、連綿と奉納されている。
祇園祭(7月15日に近い日曜日)

町内各神社の神輿が、総社・玉﨑神社へ渡御する。
境内では各囃子連による鳴り物が披露され、一日中賑わいを見せる。
輪くぐり・献灯祭(7月30日)

「夏越の祓」(本来は旧暦6月30日)と言い、茅の輪をくぐり半年の罪穢れを祓う行事。
人形の御神札でからだをぬぐい、息をふきかけ神前に納める。境内は町内外から奉納された短歌・俳句・書・絵画の貼られた灯籠がともり、ほのかな光に色どられる。