2020.07.20 UP!


ここ数年、地球規模で気候変動が起こっています。七月上旬には、三年続けて九州で豪雨災害が発生しました。
新型コロナウイルスも緊急事態宣言時を上回る拡大状況で、再度、気を引き締めないと「目を覆いたくなるような惨状」にもなりかねません。
八月はお盆月とも言われ、祖先の霊を祀る行事が行われます。
日本人の家庭の宗教は九割近くが仏教です。仏教には元来、祖先を供養するという教えはありませんでした。
しかし、仏教が日本に伝来し、日本民族の固有の信仰である神社神道の祖霊祭祀を取り入れる事で、広く布教されていきました。
迎え火を焚き、祖先の霊をお迎えし、親類・縁者が集って祖霊をもてなし、送り火を焚いてお送りします。
最近は少なくなった「盆踊り」や観光化している「花火」(今年はコロナの影響で中止が相次いでいますが)も祖霊を慰める行事です。
「祖先を大切にし、祖先を偲ぶことが人間として最も大切である」という日本人の心に根ざした信仰を子や孫の世代に伝えていく事が、欧米化した物質主義から日本人らしさを取り戻すためには大切な事です。
今月の行事
一日 八朔(田の実の節句=初穂献上)
七日 立秋
一〇日 山の日(祝日)
一三日 盆・迎え火
一五日 終戦記念日
戦没者慰霊祭(玉﨑神社・忠霊塔七時~)
一六日 盆・送り火
一八日 海匝銚支部神職会議
二三日 処暑
三一日 二百十日(風祭)
*玉﨑神社正月例祭(一月十五日)の御的神事(おまとしんじ)で、年の後半は「風・水の障りの気配あり」の御託宣(ごたくせん)。
台風・強風・集中豪雨に注意!